兵庫県豊岡市城崎町

2017年05月15日


兵庫100山に戻る

兵庫100山』   味気無い山頂の電波塔施設を始め、何の見所も無い山だった。
ウィキペデアから
山頂には一等三角点があり、それを見守るように14体の石仏が並んでいる。展望がよく山陰海岸国立公園・山陰海岸ジオパーク・円山川湿地・蘇武岳山系・東床尾山を望むことができ、特に雲海が発生した時の景観は幻想的である。さまざまな電波塔が林立しており、その姿は壮観である。
来日岳
兵庫100山3巡目の目標を立てなければ、もう一度登りたいと思う山では無かったが、登ってみれば体力養成にはなった山だった。でも今回が最後になると思う。
三川山に行く
兵庫県の北部まで来て1山で済ますことは無かろうと三川山に登ることにしたが、有名なシャクナゲは既に終わっていることと思う。
〔004〕来日岳 (567m)
兵庫100山の3巡目を再開しようと思ったが、兵庫の山は千m以下の低山が多いので、登るなら5月のまだ気温の低い内と思い来日岳に向かう。'04年4月には山頂まで車で上ったが、今回は'01年7月に西登山口から登った同じコースをトレースしようと思う。実に16年振りとなる。
くるひだけ
Road Map :円山川沿いの県道3号線、来日のバス停近く、自販機のある駐車場に車を停める。
Route Map:西登山口から山頂までを往復する。
往復時間:3時間21分(朝飯休憩時間20分を含む)
登り:1時間37分
下り:1時間24分
前回は鉄橋直ぐ近くの車3台分程の空きスペースに車を停めたが、今回は少し北側の自販機のある駐車スペースに車を停める。因みにこの自販機はオール百円のリーズナブルなものであった。出発時の気温は18℃、7時28分に歩き始める。
円山川沿いの県道3号線から見た”来日岳” 早朝には濃い朝霧が発生して山頂が見えなかったが、徐々に霧が無くなって来た。
同じ所に”海抜1.6m”を示す看板が立っていた。来日岳の標高は低いが、標高は略0mから登ることになる。
県道3号線沿いには登山口を示す案内板が立っているが、地味なので見付け難い。この登山口案内板の後ろに見えている城崎温泉の大きな看板か、来日バス停を目指した方が見付け易い。
登山口へはJR山陰本線の高架下を通って行く。
草の茂った農道(?)を数分歩くと登山口の入口に着く。
入口には獣避けのゲートがあり、これを開閉して中に入る。
登山道に入るとタヌキが飛び出して来て、俺に挨拶も無く逃げて行った。最近、兵庫北部にはクマの目撃が続いているので脅かさないでほしい。
ゲートを開けて中に入ると、一面にシャガが咲いていた。
登山口からかなりの数の石仏が点々と並んでいた。
顔が壊れた、壊された石仏が多く、タリバンにやられたのか?
登り続けると”山頂まで88分”の表示が出て来た。
換算するのが邪魔臭いので”1時間28分”の表示にして欲しかった。
35分、ここまで展望の利かない道だったが”天望”と書かれた展望地に出る。ここからはアンテナ施設が建つ来日岳をも見ることが出来た。
ザラけた道が多く、下山時は滑って梃子摺りそうだ。ここは粘土質の路面にステップが切ってあった。
”天望”からの展望は眼下に円山川を見ることが出来たが、今日は黄砂が濃いらしく霞んだ展望になってしまっていた。
45分で縦走路中のピークである”304mの頭”に着く。
ここまでは急登が続いたが、ここからは緩やかに下って行く。
”天望”からは岩峰が出て来て面白そうなので期待したが、岩峰は長くは続かなかった。
緩急はあるが全体的には穏やかに下って行く。
展望の無い樹林帯を緩やかに下って行く。
”中間点”付近が鞍部になっており、登山道は緩やかな登りに転じる。
59分にて記憶に残っている”中間点”に着く。昔も標識は痛んでいたが、更に痛んでいた。
ここも地形的にはヤセ尾根であった。
道幅の狭いヤセ尾根があったが、樹木が茂りヤセ尾根感が無い。
”山頂まで10分”の表示を見て少しは元気が出て来る。
広く歩き易い道であるが、一貫して登りが続く。
展望はまったく利かず、見所も何も無い退屈な道だ。
電波施設の横を通り1時間37分にて”来日岳”(567m)に着く。
石仏は14体並んでいるらしいが、数えはしなかった。16年前は1時間40分で登っているので、体力的には捨てたものではないか。
山頂の電波塔施設が見えて来た。
山頂横には”タニウツギ”が綺麗に咲いていた。
山頂直下まで林道が通っており、'04年4月には車でここまで来たことがある。車で来ても見える景色は変わらない。
山頂から見た南東方向の展望。
山頂から見た北東方向の展望。この後、展望東屋で朝飯にする。
山頂から見た北西方向の展望。
下山43分にて”304mの頭”に戻る。”中間点”からここまでは緩やかな登りが続いた。ここから先は急下りとなる。
下山30分にて”中間点”に戻る。ここまでは下り道なのでペースは早かった。
下り49分にて”天望”に戻る。朝の登り時よりは見晴らしが少し良くなっていた。
最後の最後のトラバース路。
ザラけた歩き難い急下りを消化して、穏やかな道に戻る。
シャガの花が咲く獣避けゲートに戻って来る。
山陰線の高架を潜れば県道3号線に出て、駐車場は直ぐ近く。
下山1時間24分にて駐車場に戻る。